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10年前にはさぁ

07 28, 2013
 もうじき僕の人生も四半世紀になってしまいます。嬉しくもあり,恐ろしくもあります。ふとした瞬間に恐ろしいと感じるのは,「何年前」とか「何年後」という言葉が自分の口やら頭やらからサラっと出てきた時です。これでもまだ若いというのに。

 小学生の頃,僕の頭はほとんど「その日のこと」しか考えていませんでした。今日は誰と何して遊ぶか。夜は家でヒマを持て余し,さて寝るまでの時間をどう潰すか。明日のことは考えていませんし,昨日のことは覚えていません。特別なことでもなければ,頭の中の時間の範囲は「1日」程度でした。

 中学生になるとちょっとは将来のこと――と言っても行きたい高校のことくらい――も考えるようになり,頭の中の時間スケールは「普段は数日,ときどき数ヶ月」になりました。高校生になると大学や学部のことを考え,頭の中の時間感覚は「普段は数日,ときどき数年」になりました。しかしまだまだ,ほとんどその日暮らしです。スケジュールは学校が決めてくれました。

 ところが今はスケジュールも自分で決めないといけないことが多くなり,将来のことだって自由度が増えた分,何年も先のことだって考えるべきことも増えました。そこから逆算して,ある程度正しい見積もりを立てないといけません。それに失敗しても自己責任です。日常の研究生活だって,修士に入った途端に「修士課程の研究の計画」を考えないといけないし,就活のエントリーシートでは「10年後の自分」を思い描かされました。
 過去の方向にだってそうです。ちょっと中学生の頃のことを思い出すだけで,もう「10年前にはさぁ」になってしまいました。小学生の頃・・・言わずもがな,です。もう,自分で認めたくなくなってくる。

 それでも今はまだ,30年先のことまではイメージできません。そもそもまだ30年も生きていませんし,自分の人生の時間感覚に合いません。「30年前」というのは自分の人生にはありません。
 20年先のイメージもちょっとまだ厳しい。「20年前」は生まれていますが,まだそんなに自我がありませんでしたので,当時の記憶も断片的です。少なくとも20年前のことを振り返ることはそうそうありません。
 が,それも束の間。歳を重ねるごとに確実に時間感覚が延びてしまっているので,「20年前にはさぁ」が出てくるのも“ほんの”数年後でしょう。おぉ,怖い怖い。
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賢民を育むべし

07 16, 2013
 一つ前の記事で改憲議論について書きました。もし改憲発議要件が緩和された場合,国民が本当の意味で直接政治に関わる機会が増えます。もちろん選挙も政治に関わる大切な機会ですが。

 最終的な判断を国民が行う場合,国民は100%とまでは言わずとも,「正しい」判断をしなくてはいけません。政治に対してプロでない僕達が,自分で情報を見極め,自分の頭で考え,自分で判断しないといけなくなります。
 自分がいくら正しいと思っても,他の人の意見でひっくり返ることもあります。あなたが丸1週間考えて出した結論を,2人の(あなたから見て)パッパラパーな人たちが「ノリ」でひっくり返すかもしれません。50年後の日本に絶対必要だと思われるものでも,とりあえず今日明日が大事な人達には受け入れられないかもしれません。そもそも多数決という制度は正しい結論を出すためのものではありません。民間だけで放っておいたら上手くいかないから,公が政治で動かすという働きもある。いくつもの反駁があります。それもまた当然のことです。
 そんなことも踏まえて選ぼうと思ったらすごく難しいし,しかしどうしても議論は前に進めなくてはいけません。

 そうなると,日本人はもっともっと賢くならなければいけません。お勉強はそれなりにできるはず。勤勉さ,真面目さ,モラル感も結構持っているはず。すなわち基礎的な素地は整っているはずです。あとは自分の頭でもっと考えることだと思います。何についても。まともに判断し,また議論をするために。
 テレビを見ると,ニュースについてコメンテーターが意見を述べる報道番組がたくさんあります。しかしコメンテーターの意見なんかで溜飲を下げていてはいけないのです。情報過多のこの時代,食しやすい刺激がやたらと溢れています。豪盛ですが,きちんと咀嚼しないことには顎だって頭だって弱るのです。論理が全てとは言いませんが,自分なりの筋道立てて自らの考えを導き出す作業を怠ってはダメです。
 メディアは煽動的な打ち出し方をします。「"○○ムラ"の保身がウンヌン」,「"既得権益"にしがみつく某」,「△△の"□□問題"」。こういう「分かりやすい」フレーズに煽られるのもいけません。「□□問題について考える」といった時点で,□□が「問題」であることは素通りさせてしまっています。全部考えるのには頭が保ちませんし足りませんが,こういう煽りをされるということは,つまるところ僕らはナメられているということです。政治とは縁のない有名人が選挙の候補に擁立されるのも,結局疑問を持つ人以上に食い付く人の方が多いからでしょう。これを跳ね返すためには,一層の修行と勉強が必要です。

 幸い,僕達には自由に考え,自由に話し,自由に発信する権利とツールがあります。いろんな人がいろんなやり方でいろんな意見を出し,それを交わす。もっともっとそんな動きが活発になればおもしろいし,多分まぁまぁ良い方向に進めるだろうなぁと期待しています。

改正に反対するとはこれいかに

07 13, 2013
 選挙を前に,憲法96条の改正に関する議論が繰り広げられています。「改正」というからには,「正しく改める」ということのはず。「改正に反対する」とはどういうことか・・・?それは正しいのか。正しいと思いつつも反対するのか。そもそも,正しいとは何なのか。

 僕は法律の知識も乏しいですし,かと言ってそれほど念入りに調べることもなくこの記事を書いておりますが,とりあえず「改正」という単語の意味を辞書で調べると,
「改めて正しくすること」(広辞苑より一部引用)
「法律や制度などをあらためただすこと」(大辞林より一部引用)
「不適当なところや、不備な点を改めること。主に、規則・規約・法令などについて使う」(デジタル大辞泉より一部引用)
とあります。ふむふむ。思っていた通りです。
 今度は「憲法改正」という単語を調べると,
「憲法を改めること」(広辞苑より一部引用)
「成文憲法を改正すること。憲法の規定する手続きに従って、憲法の一部に修正・削除・追加などの変更を加えること」(デジタル大辞泉より一部引用)
「憲法の基本原理を維持しつつ,正規の改正手続にしたがって憲法正文を変更(削除・修正・追加・増補)する作用」(世界大百科事典より一部引用)
とあります。
 デジタル大辞泉では2つを合わせて「成文憲法の不適当なところや、不備な点を改めること」というように解釈できますが,他の辞書では単に「憲法を変える」という時に「改正」というようです。こういう辞書による解釈の差はおもしろい(一番おもしろいのは新明解でしょう!)ですが,今は置いておきます。
 つまるところ,どうやら改憲について言えば,改変の内容が「正しい/正しくない」は必ずしも関係ないらしい,ということで納得しました。従って「改正に反対」と言ってもおかしくはないのかな,と。ご意見等ある方はお気軽にコメントくださいませ。


 ところで。憲法96条も当然憲法ですよね。ということは,憲法96条を変えるためには“今の仕組みで”これを改める必要があります。すなわち,両院で2/3以上の賛成票を得,国民の半分以上が賛成する必要があります。憲法96条の改正に賛成の党が選挙で勝てば,これが発議される見込みが大きくなる。しかしあくまでそれだけで,別に選挙の結果で,あるいは国会の場で(直接的に)成立するものではありません。最終的には国民が選ぶと。
 そうなると,もちろんこれは大事な問題ではあるけれども,絶対に最重要な議題というほどでもないようにも感じます。他にも様々な論点があります。目立つものばかりを見ていてはいけません。

 繰り返しになりますが,憲法改正にあたり,国会は発議を行うのみで,決定は国民投票で行う。要は普段間接民主制を敷いている我が国において,この時ばかりは直接民主制を適用するというのがこの制度の意味であり,また意図でしょう。国会だけで変えてはいけないと。憲法は政治を規定し,場合によってはその暴走を防ぐものでもあると。
 反対派は「簡単に憲法を変えられるようにしてはならない」と言いますが,上の考えを踏まえれば「国会両院の過半数で発議し,国民投票の2/3以上(例)で承認」というような対案を出せば良いんじゃないか?と思います。その方が建設的なお話ができるようになるのではないでしょうか。議論とは,「イエスかノーか」を出すだけのものではありません。

上原浩治

07 07, 2013
 良い野球選手は何人もいますし,好きな野球選手も何人かいますが,ピッチャーで僕が一番好きなのは上原。見ていて本当に気持ちの良いピッチングですし,人柄もおもしろいです。今年も活躍していて,嬉しい。
 本人としてはもっと早くメジャーに行きたかったでしょうけど,随分我慢しました。渡米後も素晴らしい成績を出し,表情からも充実感がうかがえます。ファンとして嬉しい限りです。
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